吐くの怖い!パニックになる!嘔吐恐怖症でも妊娠・出産・育児は出来る?

診断されたわけではないけれど、個人的に怖いものってありますよね。

恐怖症と呼ばれるものの中にはいろいろありますが、私自身は嘔吐恐怖に長年悩んでいました・・・。

嘔吐恐怖症持ちなので、妊娠のイメージの中で特に強い「つわり」がとても怖くて仕方ありませんでした。

嘔吐恐怖症があっても、妊娠・出産・育児は出来るのか?とかつて気になっていたことを、子どもを持った今考えてみたいと思います!

この記事におすすめな人

〇嘔吐恐怖症持ちだけど妊娠~育児をしたい人
〇嘔吐恐怖が妊娠や育児にどんな影響するか知りたい人
〇妊娠~育児での嘔吐恐怖の対処法が知りたい人

私自身のここ数年の体験をもとに、嘔吐恐怖症持ちの妊娠~育児体験をご紹介します!

もし今嘔吐恐怖症で妊活を迷っている方がいるなら、参考になればいいなと思います。

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あまり理解されない嘔吐恐怖症

どんな恐怖症も同じだと思いますが、嘔吐恐怖症もまたまったく気にならない人からすれば、あまり理解されにくいものです。

私は小学生低学年のときに経験した、苦しい嘔吐でトラウマになりました。

「吐くの怖い、もう二度と吐きたくない・・・」と思い、それから一度も吐いた経験がありません。

それ以降は人が吐く場面でも心臓がバクバクしてしまったり、お腹の調子が悪かったり咳が酷くなったりすると「吐くかも!」と怖くなり一時的にパニックになったりします。

私の嘔吐恐怖はこんな感じです。

  • 咳が苦しいと「吐くかも」と心臓バクバク
  • 強い胃もたれがあると吐くのが怖くて不安が強くなる
  • 人が吐いているシーン・イメージを見るとパニックになる

「気持ち悪いけど吐けない」と話したときに、親や親戚には「え、せっかく食べたのにもったいないから吐けないの?」とどこか見当違いな返答をされて、密かに傷ついた経験があります。

「いや、違うし・・・もったいないってなに・・・」

と思いましたが、説明が面倒くさくてただやり過ごしました。

嘔吐が怖い感覚がない人からすれば、分かりにくい感覚なのだと思います。

私自身も自分が怖くないものには、理解が薄いと思うので、お互い様です。

とはいえ、ゆくゆく子どもが欲しいと感じていた私は、独身にもかかわらず「つわり 嘔吐怖い」などと調べていました。

当時相手がいないにも関わらず、先走りすぎですが・・・。

ドラマや小説などメディアの中での妊娠はつわりや嘔吐と一緒に表現されがちなので、どうしても怖かったです。

子どもは欲しいけれど「吐くのだけはいや・・・!」といった気持ちを持ったまま・・・

その後、結婚し実際に妊娠しました。

嘔吐恐怖持ちのつわりは?対処法は?

第一子妊娠したときの感覚として、なんとなく胃がむかむかするといった感じから入り、微熱や虚脱感、食べ物を食べるとお腹が下るといった流れでつわりが始まりました。

私のつわりはこんな感じです。

  • 食べられるものが毎日変わる
  • 匂いが気になる
  • 胃に突き上げるような違和感・吐き気
  • 空腹が気持ち悪いけど食べても気分が良くなるわけではない
  • お腹が壊れる
  • 頭が重くだるい

つわりに関しては消化器系の不調を訴えたり、味覚の変化や匂いの変化を訴えたりする方も多いですが、眠気や虚脱感などがある方もいます。

食べ物はおろか、何も受け付けない妊娠悪阻になってしまった場合には、病院での診察や点滴が必要です。

妊娠のたびにつわりが変わる人もいます。

私の場合はそれほど重くはないけれど、普通に気持ち悪く、日中は乗り物酔い状態です。

毎回症状の重さは大差ありません。

2人目以降では上の子の世話で具合悪くなりやすい反面、自分の身体だけにフォーカスしないので気がまぎれる面もあります。

嘔吐恐怖があると食べて気持ち悪くても嘔吐出来ないので・・・

産婦人科でも問診では毎回つわりの症状を「吐くまでではない」と言うしかないのですが、吐けたらその瞬間は楽になれるかも・・・といった思いを悶々と抱えていた時期もあります。

第一子・第二子のときは「とにかく、耐える!」「食べられるものを食べる」「休めるときには休む」の方法で乗り越えました。

吐けないので、気持ち悪くて耐えていると、お腹がグルグルと痛くなってきて・・・というパターンが多かったです。

リバースはせずに、下からリセットでした。

吐けないので、お腹が壊れることに関しては受け入れるしかありませんでした・・・。

とはいっても、単に耐えるのはキツイし中々休めないということもあると思いますので・・・

胃腸に来るつわりにおすすめなのは、シーバンドです。

シーバンドは胃もたれや不快感、乗り物酔いのときに効くとされている「内関(ないかん)」のツボの刺激を出来るアイテムです。

内関は手首のしわから指3本分のところにあり、手首の縦2本の筋の間にあります。

シーバンドは手首につけていると出っ張りがツボを刺激してくれるので便利です!



前回の妊娠では、シーバンドが活躍してくれて吐き気が軽減されました。

ぜひおすすめです!

ただ・・・

今回は慣れたせいなのか・・・?

なぜかシーバンドの効果があまり感じられないので、呼吸法で対処しています。

胃にムカムカやグッと気持ち悪さの圧が高まってくる瞬間に、鼻からスーッと息を吸って・吐いてを繰りかえし、気持ち悪さが引く瞬間が過ぎるのを待ちます。

気持ち悪さには波があるので、気持ち悪さでパニックになってしまいそうなときには、深い呼吸はリラックス効果もあり、案外効果的です。

あともう一つ、これは人にもよるかと思うのですが・・・

どうしても妊娠初期はジャンクフードが食べたいモードになるときがあります。

そのとき、香辛料はなるべく避けた方が身体が口の中の匂いが軽減されるので、気持ち悪さが少なくなる印象です。

私も妊娠初期にはマクドナルドのチーズバーガーやポテト、ラーメンが食べたくてたまらない日がありますが・・・

ジャンクでも、香辛料の匂いが残りにくいものを選ぶようにしています。

あとは・・・

妊娠初期は口の中が気持ち悪いと、炭酸飲料を飲んでスッキリしたいと感じる方も少なくないようです。

ただ、このとき飲みすぎると炭酸でお腹が膨れて苦しくなって、結果気持ち悪くなりやすいので・・・

出来れば、飲む量には気をつけるのがおすすめです!

つわり時期もですが、私自身は妊娠中期~後期で炭酸飲料を飲みすぎて、気持ち悪くなりパニックになりかけた経験あります・・・。

また吐き気は水分が足りないと起きやすいと感じるので・・・小まめな水分補給がベター。

水分を取るのが難しい人は氷を口に転がすのがおすすめです。

嘔吐恐怖持ちのつわり対処

〇内関を刺激する「シーバンド」を使う
〇鼻呼吸で気持ち悪さをやり過ごす
〇強い香辛料を避けて匂いを軽減する
〇炭酸飲料の量を調整する
〇水分補給は氷でする

私の経験に基づく対処方はこんな感じです。

私も嘔吐恐怖持ちですが、つわりを何とか通り過ぎたので・・・。

悩んでいる人にとって少しでも参考になればと思います。

出産での対処法は?

私は出産時に気持ち悪くなる経験はなかったのですが・・・。

生まれる直前に気持ち悪くなった、という人もいるようです。

体質や状況、出産方法などにもよるのかもしれませんが、出産に関して私は嘔吐恐怖がありませんでした。

陣痛をやり過ごすのに必死で、考える余裕はなかったです。

妊娠後期までつわりがあった方でも、出産に際して赤ちゃんが下がってくることで胃の不快感が楽になって来る可能性もあります。

出産時には周りに看護師や助産師、医師も含めスタッフさんが多い状態なので、家で「吐くかも・・・」と恐怖しているよりは環境的には安心です。

出産に際しては・・・血圧の急激な上昇が原因で気持ち悪くなる場合もあるので、体調の変化があればすぐに話してみてください。

子どもはよく吐く?嘔吐恐怖があるときどう対処する?

嘔吐恐怖と持っている場合、「子どもが吐いたらどうしよう?」といった不安はあります。

私は妊娠以前に子どもに関係する仕事の経験がありますが・・・。

嘔吐恐怖のせいで乗り物酔いの子の対処が上手くできなかった経験があり、自分の中での汚点でした。

「ごめんよ!もっとうまく対応できればよかったね!」と今でも思っています。

個人差がありますが、子どもはよく吐きます・・・!

特に乳幼児は胃腸炎の季節になると吐きますし、赤ちゃんのうちはミルクや母乳をよく吐き戻しします。

独身のときには・・・

「嘔吐対応めちゃくちゃ怖い!」

と思っていたのですが、自分の子どもの場合ほぼ毎日接するので、じょじょに対応に慣れてくる面があります。

赤ちゃんの時の吐き戻しは、ミルクが出てくるだけなのでそれほど怖くありませんが、その後は大人と同じ食べ物を食べ始めるので・・・やっぱり怖いです。

子どもは鼻がつまって苦しくて吐く場合や、風邪の治りかけの咳が残った状態で興奮して咳が激しくなって吐いてしまうパターンもあるので・・・。

中々あなどれません。

実際に吐いた場合の具体的な対処法は・・・

マスクをして、ビニール袋を用意してくるんで捨てる。

次亜塩素酸ナトリウムで消毒する。

なのですが、スムーズに出来ないこともありますよね。

人手があるなら・・・嘔吐だけは同居家族に頼む!という手もあります。

夜間に子どもの嘔吐があった場合には、私は夫に対応してもらったこともありました。

何度も吐かれると「またか・・・苦しそうだし早く治らないかな・・・」

と心が消耗するのは、嘔吐恐怖があってもなくても一緒ですよね。

子どもが苦しそうだと、親もやっぱり苦しい・・・。

交替が可能なら、ぜひ交替して対応しましょう!

子どもの嘔吐の場合には・・・

具合いが悪い期間には食べ物で胃を刺激しないようにしたり、興奮させないようにしたりすると本人も安心するので回数は減るように感じています。

興奮すると吐く傾向を感じているので、体調不良のときは興奮を避けて、吐かせないように必死です。

子どもが快方に向かえば、結果としてこちらも安心・・・。

体調不良の回数は、体質もあるのでなかなか難しいですが・・・。

子どもの不調に関しては医師に相談しやすいので、自分の体調不良よりは個人的には対処しやすく思います。

嘔吐恐怖症でも妊娠・出産・育児は出来る!

私は今もまだ嘔吐恐怖症を克服していません!

「気持ち悪いかも・・・」

と思えば多少パニックになりますし、コロナにかかって咳がひどいときには「吐いたらどうしよう・・・」とおびえていました。

そして咳で吐くのが嫌なので・・・咳がひどければ咳が止まるといわれるツボを押し、密かに言われているヴェポラップを足の裏に塗る咳止め方法で、咳止めに奮闘。


※ヴェポラップを足裏に塗るのは、夜間の咳止めになぜか効きます・・・!

胃腸薬は常備だし、不調があれば胃腸のツボを押しまくります。

気にならなければ一番いいけれど、気になるものは仕方ないです。

ただ嘔吐恐怖症でも妊娠~育児は出来ます!

ヘッポコな私でも、何とかなっています・・・!

嘔吐恐怖が強くて妊娠怖いな~

子ども育てるの怖いな~

と思っている方がいるなら、少しでも心が軽くなればいいな~と思います。