今どこか不全感を抱えていたり、不安になっていたりする人。気軽にサクッと占うよ、と言いたいんだけどさ、今は適したプラットフォームが見つからないんだよね。
人生の流れとか、持ち前の才能と現在地を確認する四柱推命と、今、ここの状態を表すタロット。
それぞれ才能・宝探し占いと、風読み占いとして、占いを売っていたこともあるし、チャット占いアプリを2つ並行してやっていたこともある。
素直に鑑定は楽しいしお客様が少しでもリフレッシュできれば嬉しい。
好きなんだけど……。
今の生活で、チャット占いのスピード感は疲れるし、サイトを通じて会話をするのはなかなか手間だ。
近くに来てくれたら、サクッと占うんだけどね。
家族もいるので、場所を晒すわけにもいかない。
昔、Twitterを修行の場にしている占い師さんが結構いた。
誰彼構わず、人数限定で「占います」と募集をかければ、結構な応募があるので、片っ端から占っていくという方法らしい。
そこで数を重ねて、鑑定経験を積んでいくというのが一つの方法として語られていた。
そんな方法に憧れもありつつ、私は未経験からチャット鑑定に臨んで経験を積んだ。
特別語れるような素晴らしい実績はないけれど、ご依頼があれば一つ一つ大切に鑑定していった。
チャットを介して出会ったこともない方の人生の触れるというのは、とても貴重な経験だ。
ただ、占いビジネスにおける搾取構造も同時に目にしているので、占いジプシーとなりそうな人にはなるべく近づかないようにしていた。
お客様を占い依存にさせることで、お金を作る。というのは占いビジネスの一つの要素になっている。
顧客を囲い込むことはビジネスにはよくあることだとは思うけれど、お客様の悩みの隙をつく、弱い部分をうまく刺激する占いの要素を悪用しているサイトやアプリもあるのが分かっている。ジプシーになりそうな方、アプリに長く滞在していてきっと他の方からも声がけされているような方には声をかけないようにしていた。
四柱推命に興味を持って勉強したことで、命式が読めるようになったものの、私は占いビジネスには懐疑的だからだ。
際どいビジネスだと思う。
ビジネスの構築する側は無傷かもしれないけれど、占い師は体を壊しやすいし痛みも多い。
会社に所属しているとはいっても、業務委託の形態がほとんどなので、運営側はシステム上の対応こそしてくれるけれども、多くの場合直接的な接客対応は占い師自身が行う。
評価システムがあるので、レビューに悩まされる占い師もいるようだ。
儲かるかな、と思って邪な気持ち半分で始めるには痛みも多いし工数も多い。
うまく顧客を囲い込むようなアフターフォローが上手い、接客が上手ければ儲かるとは思う。
依存しやすいように誘導すれば尚更、儲かりやすい。
ただそうすると、占いに対してはなかなか誠実ではいられない。
今の私はその辺の占いのダークサイドを難しく考えているわけではないので、占って欲しい人がいれば占いたいなぁ、レベルの感覚でいる。
それもある意味ではスモールビジネスではあるかもしれないが、占い単体で儲けようとは思っていない。
占いは好きだからしていくし、今後も人生を持って、検証していく。
イライラしてるとか、モヤモヤしてるなら占うよ。
そのために、プラットフォームを選んだり、方法を選んだりしなとな。と思っている。